2008年9月3日水曜日

海士町

久しぶりに夏の終わりの陽射しだった。また、雨になるらしい。

またかよ、の福田さんの投げ出し。小泉さん、安倍さんが冷酷無比にやったことに比べれば穏やかなやり方ではあったが。泣き言は一緒だった。

「海士町」と書いて「あままち」と読む地区は輪島漁港にある。たどれば400年の歴史があり、発祥は九州筑前の鐘崎町に行き着く。航海と漁法にすぐれた人たちで、日本海と瀬戸内海沿いに進出して各地に「海士町」を残しているらしい。「かいしちょう」と読むのが隠岐島。対馬暖流沿いにあるこの島も佐渡島も漁場としては秀逸。つまり、ブランド、高嶺の花。だが、隠岐島の場合、離島の悲哀。いかによい魚や珍しいものが獲れても境港に運ぶまでのハンディに甘んじてきたと聞く。

 この隠岐に奥田さんという人をキーマンにして第3セクターで水産冷凍加工場を立ち上げて3年。CAS(キャス)凍結を導入した。凍結しても細胞が破壊されず、解凍後に鮮度が生き生きとよみがえるという新しい技術らしい。輸出にも活路を見出しているらしい。

 いい魚がある、珍しいだけでなく旨い。離島の一次産業である。海外で認められている皮肉。要するに、今の主流の小売業(スーパーチェーン、我社グループ)には「価格が高すぎる」のだろう。しかしそうかな?価値があるのではないかな?

今日は早く帰宅してラミ先生の教室、汗をかいた。

「蒼天之夢」故郷の仲間から送ってもらったこだわりの芋焼酎。38度。当地の我がグループでしか手に入らない秀逸品。飲んで酔った、寝る。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

ハンディがある地域のほうががんばっています。よくトキさんが言っていることですが、ほんとうです。
私の地域は大消費地に近いために漫然とやってきたツケでゆっくりと地盤沈下しています。僻地、離島に学ばねばなりません。
しかし、うまそうな芋焼酎ですね。うちの親戚を訪れると、鼻が曲がるようなガツンというイモジョウチューを呑まされます。翌朝も全身の毛穴から匂います。懐かしい。