2012年11月26日月曜日

BS1深夜0時から「世界の貧困~なぜ格差はなくならない~」


 ドキュメンタリー番組「Why Poverty?世界の貧困~なぜ格差はなくならない~」いい番組は、決まって真夜中に放送されます。惜しいことです。必見です。NHKBS世界のドキュメンタリー」(BS1)では、2012年11月26日・月曜深夜[火曜午前 000分~050]から連日で、このドキュメンタリー番組8本が一挙に放送されます。今晩、そのダイジェストをやっていました。イギリスBBC、デンマークDR、ドイツ・フランスARTENHKなど、 数十か国の公共放送局が参加する国際共同プロジェクト。なぜ21世紀になっても世界から貧困が消えないのか?という問いかけを発端に、 各地のドキュメンタリー監督が合わせて8本の作品を制作。Why Poverty? は、映像を通して人々に"貧困"について考えてもらおうというプロジェクト。貧困という大きな課題に正面から取り組んだこれらの番組は、問題を提起しつつも、感動的で鋭く、示唆に富むストーリーに仕上がっています。2012年11月、各国の公共放送局が、ドキュメンタリー作品を世界5億人の視聴者に発信。番組を通して貧困問題への関心を喚起します。

放送スケジュールはこちら☞

『赤ちゃんの運命を決めるもの』
20121126 月曜深夜[火曜午前 000分~050]
2007年放送の「33か国共同制作 民主主義」に続く、国際共同制作プロジェクトの第2弾。今回は"貧困"をテーマにした番組を、8人のドキュメンタリー監督が制作。世界の60以上の放送局が一斉に問いかける。「なぜ世界から貧困は消えないのか?」 シリーズ1本目は、世界の貧しい国や家庭の出産現場を取材。生まれ落ちた瞬間から赤ちゃんの生死を左右する貧困の現実を伝える。

 『中国 教育熱のゆくえ』
NHK BS1 20121127 火曜深夜[水曜午前 000分~050]
2007年放送の「33か国共同制作 民主主義」に続く、国際共同制作プロジェクトの第2弾。今回は"貧困"をテーマにした番組を、8人のドキュメンタリー監督が制作。世界の60以上の放送局が一斉に問いかける。「なぜ世界から貧困は消えないのか?」 シリーズ2本目は、「大学さえ出れば貧しさから抜け出せる」と、あらゆる手を尽くして子どもを大学に入れようとする中国で、明るい未来をつかもうと もがく若者たちを追う。

『 アニメ貧困史 ~貧しさはどこからやってきたのか~』
NHK BS1 20121128 水曜深夜[木曜午前 000分~050]
 2007年放送の「33か国共同制作 民主主義」に続く、国際共同制作プロジェクトの第2弾。今回は"貧困"をテーマにした番組を、8人のドキュメンタリー監督が制作。世界の60以上の放送局が一斉に問いかける。「なぜ世界から貧困は消えないのか?」 シリーズ3本目は、豊富な資料映像とアニメーションを駆使して、人類の貧困とその対策の歴史をたどる。

『パーク・アベニュー 格差社会アメリカ』
NHK BS1 20121129 木曜深夜[金曜午前 000分~050]
 2007年放送の「33か国共同制作 民主主義」に続く、国際共同制作プロジェクトの第2弾。今回は"貧困"をテーマにした番組を、8人のドキュメンタリー監督が制作。世界の60以上の放送局が一斉に問いかける。「なぜ世界から貧困は消えないのか?」 シリーズ4本目は、ニューヨーク・パークアベニューに位置する高級住宅街と貧困地区の両方にカメラを据え、"階級社会"アメリカの厳しい現実を描く。
 闘うセレブ ~U2 ボノの叫び~
NHK BS1 2012123 月曜深夜[火曜午前 000分~050]
 2007年放送の「33か国共同制作 民主主義」に続く、国際共同制作プロジェクトの第2弾。今回は"貧困"をテーマにした番組を、8人のドキュメンタリー監督が制作。世界の60以上の放送局が一斉に問いかける。「なぜ世界から貧困は消えないのか?」 シリーズ5本目は、貧困撲滅を目指す活動で世界的にも知られている、U2のボノ、ボブ・ゲルドフ、ビル・ゲイツが政治家や企業家を巻き込んだ慈善活動の舞台裏を語った。

『アフリカ争奪戦 ~“富”を操る多国籍企業~』
NHK BS1 2012124 火曜深夜[水曜午前 000分~050]
2007年放送の「33か国共同制作 民主主義」に続く、国際共同制作プロジェクトの第2弾。今回は"貧困"をテーマにした番組を、8人のドキュメンタリー監督が制作。世界の60以上の放送局が一斉に問いかける。「なぜ世界から貧困は消えないのか?」 シリーズ6本目は、アフリカのザンビアで銅を採掘する多国籍企業を取り上げ、その税収によって潤うスイスの村と、今も国民の60%が1ドル以下で生活するザンビアを比較する。

『収穫は誰のもの?』
NHK BS1 2012125 水曜深夜[木曜午前 000分~050]
2007年放送の「33か国共同制作 民主主義」に続く、国際共同制作プロジェクトの第2弾。今回は"貧困"をテーマにした番組を、8人のドキュメンタリー監督が制作。世界の60以上の放送局が一斉に問いかける。「なぜ世界から貧困は消えないのか?」 シリーズ7本目は、新たな農地を求めてアフリカに進出する多国籍企業と地元農家の反対運動を通して、アフリカで激化する農地争奪の現実を描く。

『ソーラー・ママ』
NHK BS1 2012126 木曜深夜[金曜午前 000分~050]
2007年放送の「33か国共同制作 民主主義」に続く、国際共同制作プロジェクトの第2弾。今回は"貧困"をテーマにした番組を、8人のドキュメンタリー監督が制作。世界の60以上の放送局が一斉に問いかける。「なぜ世界から貧困は消えないのか?」 シリーズ最終回は、貧しく読み書きのできない世界の女性たちのために太陽光発電技術を教える、インドのNGOを紹介。プログラムに参加したヨルダンの女性に密着する。

2012年11月18日日曜日

≪山尾三省 「子供達への遺言・妻への遺言」≫


 今年の5月の初め、種子島での結婚式出席の後、つれあいたちは屋久島まで足を延ばして亡き山尾三省さんの庵を訪れました。私は職業訓練学校で屋久島には行けませんでした。

 ☞2001年没後に出版された著書「南の光のなかで」(2002年 野草社)の最後のところに所収されていて読んだことがあります。
 普遍性を穿つ“願い”で胸を打つ文章です。

≪山尾三省 「子供達への遺言・妻への遺言」≫
 僕は父母から遺言状らしいものをもらったことがないので、ここにこういう形で、子供達と妻に向けてそれ書けるということが、大変うれしいのです。
 というのは、ぼくの現状は末期ガンで、何かの奇跡が起こらない限りは、2、3ヶ月の内に確実にこの世を去って行くことになっているからです。
 そのような立場から、子供達および妻、つまり自分の最も愛する者達へ最後のメッセージを送るということになると、それは同時に自分の人生を締めくくることでもありますから、大変身が引き締まります。
 まず第一の遺言は、僕の生まれ故郷の、東京・神田川の水を、もう一度飲める水に再生したい、ということです。神田川といえば、JRお茶の水駅下を流れるあのどぶ川ですが、あの川の水がもう一度飲める川の水に再生された時には、劫初に未来が戻り、文明が再生の希望をつかんだ時であると思います。
  これはむろんぼくの個人的な願いですが、やがて東京に出て行くやもしれぬ子供達には、父の遺言としてしっかり覚えていてほしいと思います。
 第二の遺言は、とても平凡なことですが、やはりこの世界から原発および同様のエネルギー出力装置をすっかり取り外してほしいということです。自分達の手で作った手に負える発電装置で、すべての電力がまかなえることが、これからの現実的な幸福の第一条件であると、ぼくは考えるからです。
 遺言の第三は、この頃のぼくが、一種の呪文のようにして、心の中で唱えているものです。その呪文は次のようなものです。
  南無浄瑠璃光・われらの人の内なる薬師如来。
  われらの日本国憲法の第9条をして、世界の全ての国々の憲法第9条に組み込まさせ給え。武力と戦争の永久放棄をして、すべての国々のすべての人々の暮らしの基礎となさしめ給え。
 以上三つの遺言は、特別に妻にあてられたものなくても、子供達にあてられたものでなくてもよいと思われるかもしれませんが、そんなことはけっしてありません。

 ぼくが世界を愛すれば愛するほど、それは直接的には妻を愛し、子供達を愛することなのですから、その願い(遺言)は、どこまでも深く、強く彼女達・彼ら達に伝えられずにはおれないのです。
  つまり自分の本当の願いを伝えるということは、自分は本当にあなたたちを愛しているよ、と伝えることでもあるのですね。
  死が近づくに従って、どんどんはっきりしてきてることですが、ぼくは本当にあなた達を愛し、世界を愛しています。けれども、だからといって、この三つの遺言にあなたがたが責任を感じることも、負担を感じる必要もありません。
  あなた達はあなた達のやり方で世界を愛すればよいのです。市民運動も悪くないけど、もっともっと豊かな”個人運動”があることを、ぼくたちは知ってるよね。その個人運動のひとつの形としてぼくは死んでいくわけですから。(『MORGEN200177日号に発表)

NHK ETV特集「沖縄戦 心の傷」


凄惨な沖縄地上戦体験、終わらぬ米軍基地の存在・事故・事件 それらが現在進行形の沖縄の人たちの心の傷を深くしている…。思い出したくない記憶、忘れたくない記憶、心を苦しめる。実態をえぐった放送でした(制作担当・NHK沖縄放送局)。 

2012年8月12日(日) 夜10時、2012年8月19日(日) 午前0時50分 再放送、2012年11月11日(日) 夜10時 再放送、2012年11月18日(日) 午前0時50分 再放送

~戦後67年 初の大規模調査~沖縄県民の4人に1人が犠牲となった地上戦から67年。いま沖縄県内各地で、戦争で生き残った高齢者に対し、「精神状態の聞き取り調査」が行われています。
調査のきっかけは、高齢者の間で、原因不明の「身体の痛み」や「不眠」を訴える人が増えてきたこと。みな地上戦の体験者であることから、「遅発性のPTSD(戦争トラウマによるストレス障害)ではないか」と考える医師や研究者もいます。
なぜ、67年前の戦争で受けた心の傷が、今になってよみがえるのか――その背景には、沖縄で、一般住民を巻き込んだ大規模な「地上戦」が行われたこと。そして、その地上戦から端を発する「基地との隣り合わせの戦後の生活」が影響していたことが、調査を進めるうちに見えてきました。
沖縄戦は、人々の心にどのような傷を負わせたのか。なぜ、その傷は長い間癒やされることがないままなのか。本土復帰40年を迎えた沖縄の「知られざる戦後史」をたどりながら考えます。

ドキュメンタリー映画 「ラブ沖縄@辺野古・@高江・@普天間」


琉球新報記事より☞5月に公開された名護市辺野古と東村高江区での米軍新基地建設反対運動を追った長編ドキュメンタリーに、オスプレイの県内飛行や普天間飛行場周辺での抗議行動の様子を加えた「ラブ沖縄@辺野古・@高江・@普天間」(藤本幸久・影山あさこ監督)がこのほど完成した。12月8日から中野区のポレポレ東中野で初公開される。
  映画は3部構成。公開済みの「@辺野古」「@高江」(計108分)に、約50分の「@普天間」を加え、113分に再編集した。
  「@普天間」は普天間飛行場のゲート前で座り込みやゲート封鎖の様子を描写。オスプレイが辺野古や高江など県内上空を飛行する様子もとらえた。さらに米海軍兵による集団女性暴行致傷事件を受けた県民の抗議行動も含め、10月25日まで撮影。同月30日に完成した。http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-198852-storytopic-1.html

今、知ってほしい、沖縄の底力を
2004年から201210月のオスプレイ強行配備まで、抵抗の8年間を追った長編ドキュメンタリー映画
「ラブ沖縄@辺野古・@高江・@普天間」(藤本幸久・影山あさこ監督/ 森の映画社の新編集・新版)
いよいよ12月8日(土)より中野区のポレポレ東中野で初公開される。
初日、2日目は1200の回終了後、監督&スペシャルゲストトーク。
12/8(土) ゲスト 交渉中
12/9(日) ゲスト 山城博治さん
(沖縄平和運動センター)

<「ラブ沖縄」自主上映スケジュール>*劇場公開と並行して自主上映も。
◆12月1日(土)日野市生活保健センター
①14:00~ ②1700
藤本監督トークあり
主催:実行委員会
連絡先:古荘(042-592-3806)山際(042-591-7649
◆127日(日) 沼津市民文化センター・小ホール
2回上映 (開場はそれそれ30分前)
    4:00~16:30、②18:30~21:00
*上映後、影山監督のトークあり
催/ オリーブ・ジャム  共 催/ 沼津母親連絡会
問:みどり合同法律事務所TEL(931)4471
◆1211日(日) 立川市民会館小ホール 1830
催/ 三多摩平和運動センター
問:042-528-1131(担当 若林)

*自主上映会からの案内を紹介します。
『普天間基地にオスプレイ配備強行に抵抗する人々の様子も追加されました。高江の住民を暴力的に排除して進められるオスプレイ・ヘリパッド建設。映像は想像を遙かに超えるものです。あまりにも酷い話が知られていないことに心を痛めて上映会を企画しました。そこにオスプレイが、暴力的にやってきました。高江に関わり続けている「ゆんたく高江」というミュージシャンのグループが東京にあります。暴力とは対極なものとして、音楽を取り上げたいと思いました。平和な暮らし、人との優しい関わり、自然への愛、深い想いから溢れ出てくる音楽を愛する、高江に暮らす人々は、私たちと同じです。ミュージシャンのnaccaさんが、高江から帰ったばかりのホットなお話しをして くださる予定です。観て、お話を聞いて、あなたの感じたことを話す時間も取る予定です。』
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  12 1日(土)14:00~ 17:00~ (2回上映)
 「ラブ沖縄 @辺野古・高江・普天間」
  オスプレイ配備に関わる一連の様子も撮影した、新編集・新版。
 16:10~ 高江からの報告(ゆんたく高江)/藤本幸久監督の挨拶/(夜)交流会
   前売券:1000円(電話予約可) 当日券:1100
   18才以下: 500
   会 場:日野市生活保健センター(JR日野駅徒歩10分)
   主 催:「ラブ沖縄 @辺野古・高江・普天間」上映をすすめる会
   連絡先:古荘(042-592-3806)山際(042-591-7649
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2012年11月17日土曜日

The 30th Anniversary BASH


 埼玉県飯能市を拠点に活躍されている振付家・石橋寿恵子さんの教室が30周年を迎える。石橋組は自然、宇宙、人間などをテーマに数々のダンス作品を創作しこれに取り組んできた。また、市民ミュージカルの指導にもあたってきた。この石橋寿恵子さんを中心に、現在活動しているグループや個人が集まり「BASH」と名付けたダンスの公演がある。「BASH」とは、とても面白くてにぎやかなパーティーという意味。
 
 入場券を手に入れました。明日天気がよければクロスバイクに乗って行こうかな(^^)

日時:20121118日(日)13:00  ※開場は開演30分前
場所:飯能市市民会館 大ホール(飯能は西武池袋線の終点です。特急「秩父」で行くと早い。現役時代、酩酊しては乗り過ごし、はっと気付いて(_;)絶望した思い出深い駅。)
チケット料金:499円(全席自由)
•出演チーム:JAZZ MONDAY / Earth-Be / SHERRY / SHINIES / Second Step / SHAKE / BLUE WEDNES / HEATH
•舞台監督:佐竹 啓之、•照明・音響:フルスペック、•制作:30周年BASH実行委員会