2008年5月21日水曜日

色がいつもと違い灰色、どうして


 しらす干しの色のご指摘について申し述べます。
 「しらす干し」のしらすはいわしの稚魚です。3月から5月にかけて漁獲されるしらすは黒潮海流とともに北上し日本近海で漁獲されます。この商品は○○○の海で漁獲された数々のいわしの稚魚の「命」をいただきます。
 
 群れをなして泳ぎ、大きい魚に食べられないように海の色に合わせて保護色になり、外敵から身を守ります。極端に言えば、水温変化などで赤潮が発生しているときはシラスは赤っぽくなり、雨が降り、川から雨水が海に流れ込んでいるようなときはシラスは白っぽくなります。

 これらの色の変化は自然に生きる生物のありのままの姿・形です。そのように色々な色に微妙に変化するのであって、しらす干しの色から海の色を想像しながら召しあがっていただければありがたいと考えます。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

中高時代に過ごした茅ヶ崎近辺は知る人ぞ知る、大体は知らない、しらすの特産地だった。特に二宮あたりまで行くとピチピチのしらすの刺身が食べられた。刺身ですぜ。
別に裁いてあるわけではない(あたりまえだ)。煮ていないので、半透明の骨まで透けてみえるドンブリに入ったシラスを、そのままつるつるとポン酢で頂く。うんみゃ~!
足が早いので、こんな食べ方は地元で、しかも朝に港に行って買い込まないとできない芸当だ。当時は出来なかったが、吟醸酒と合いそう。

今住む霞ヶ浦の岸辺の村は、しらすではないがシラウオの刺身が食べられる。だが、残念だが、この時期の太平洋岸のしらすには及ばない。最近不漁だとか、心配している。

ちなみに、当地ではシラウオ干しは「煮干し」と言う。初めは出汁にでもするのかと思ったが、単なるシラウオ干しでありました。