2008年5月11日日曜日

新・三酔人経綸問答(ちと長いゾ、アクビするな)

同地方の者同士三人で初めて飲む。
最近の原材料の事情に及ぶ。大豆、小麦事情。「値上げを認めてくれない」
魚の数年来の「世界で買えない」事例を話して、とんでもないことになるゾ、と。
大豆も中国が輸出しなくなるのでは、と話をむけると、「いやぁ品質がいいのでそれは困る」と。ただ、あと1、2年かな?
小麦に及んで、次はナニ飲もう?

お二人に敬意を表してイモではなくて麦という。
店員はすらすらとブランド名を挙げるが、こだわりのふりをした商品名ばかりでわからない。
イモならつっこめるがムギはわからん。
特徴を言えというとまたすらすら、「むぎっぽい麦」とか言ったところで、それ。

口を開くたびに話はあちこちに飛ぶ。我々はお江戸中心の得意先。

我々にあって、お江戸にないもの。味の深みだ。
「甘い」と言われる、いや違う、我が地方の歴史的豊かさじゃあないか。
東には、米はともかく塩と小麦と大豆しかなかったんじゃないか。
お江戸中心にもの言うんじゃない、と、いちど言ってみたい。
四万十川の海苔佃煮が甘くてだめなら、大手M屋でつくれ。まして我社でつくるな。

GMOフリーは対応できるが、そうでないものも続けざるをえない。切り替えのときのコンタミを証明できない。匂いもなければ色もない。社内の科学者たちは思い悩む。
ちゃう、ちゃう、あるがまま伝えればいい。貴社の誠実誠意、科学の立場はこの場でわかるが、率直に伝えなくては相手にはわからない。ほいほいと請け負う方が妖しい。それで我がグループはよくひっかかる。

この列島のものづくりは技術をもつ中小企業が支えている。
実感しているし、確信を深めている。大企業といったって、TMUF○銀行のように合併しただけのことで不具合だらけだ、突貫工事を始めている。大手食品メーカーだって自分で作っちゃあいない。中小企業を傘下にいれただけで、危なさはいっぱいある。

中小企業が協同して切磋琢磨しよう、貴社はその核になれ。
気炎があがる。

ここにはとうふ屋さんも、こんにゃく屋さんも、さかな屋さんもいる。
ただ親衛隊だ。譜代だけでは屋台はもたぬ、「篤姫」でもそういうシーンがあった。
貴社のような「能」と「志」あるいわば外様が必要。

『もともとこだわった食べ物作りに、原料管理や品質管理、仕様書管理などができれば鬼に金棒。いよいよ事業協同組合でちいさな大企業がうまれた。』とか言ってもう3年になる。
酔いがまわる。またゴジラを演じなければいいが。

「仕様書」なんて、「知る権利」とはいうものの、あんなの企業防衛型。
ミートホープも中国加工もすぐ検索エンジンが稼動し、さすがに威力を発揮した先進性。ただし時点情報。「ものづくり」のための仕様書ではない。仕様書発注ができる代物ではないし、それをめざしてはいない。ちょこざいに「仕入れ」しようとしている。
ひとの褌、となりのブラジャーだ。

ものづくりを一緒にやろう。

さすが老舗、かんたんには動じない。あちら様への義理も捨てられないという。
それでいい、貴社らしくていい。
すぐ雷同するほうが売上げほしさを感じる。

聞けば最近中部方面の高原やら、ついでに北海道小麦がどうやらこうやらの加工屋さんやらに行ってきたという。あれっ?どっか2方面から聞いた話。検索エンジン即稼動。
世間は狭いゾ。次は誘えと酔った勢い。南の島には元R大□○派のケイコさんがいる、会えば必ず癒される「よくきたさぁ、いいさぁ」で。

夢を語ろう。
素材をもちよろう。ばらばらだけどみなそれぞれ事情あるから今は順列組み合わせ、いつか一同に会そう。みなそれぞれの家業の商品をもち、誇りがあって、積み上げがあって一流品だ。なによりも作り手がみえている。自立をしている。「志」がある。

あのひとは○を仕込んだ63歳。3年かかる。学者さんは足を運び、焼酎を飲む60代。番頭さんは△▽を揉む59歳。常務さんは□◇▽の商談54歳。ケイコさんの漁協は○▽◇5ん歳。事務員さんところは○○を搾っている年齢未詳。あのひとの会社は▽▽▲を掘っている65歳。Etc.

持ち寄るものは「仕入れ原料」と呼ぶものではなく、「素材」。
その道のプロ同士、助け合えばなにができるか今はわからないが、きっと傑作ができよう。
おう、気が大きくなってきた。気概が必要だ。キアイだっぁ!
昨今、言うところの「こらぼれーしょん」かな?
ON様は信頼絶大、営業はおまかせします。

若くて出遭った皆さんも、もう後継に伝えなくてはいけない年になった。事実息子さんになったところもある。

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明日帰りますか。お気を付けて。


こちらジョニーちょっと酔った。あなたのことがわかる。トンツー、トンツー、・・・。

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