2009年11月28日土曜日

最後の稽古


我家の紅葉は今ぐらいがピークのようだ。枯れ葉の掃除が一段と大変になる。
最後の稽古と宣伝を終えて帰ってきたうちの「ミュウジカル・スタア」は白菜鍋を食べ焼酎を一緒に飲んで今しがた寝た。明日は2回公演。カラダを張る。この時点で夜の公演が埋まっていない、スタッフも必死だ。券を買ってもらってご来場いただいていない人がいる、「もったいない」の一心で手分けして一声かける。どの会場のことも映画「同胞(はらから)」を地でいく必死さだ。気にしないわけにはいかない。

HIGATA(干潟) 歌詞・曲:Matsunobu

普賢岳のたなびく煙 海は満ちては引いて
河が運ぶ森の恵み 時を刻み土を洗う

海は子宮 地球の肺
子を孕み 呼吸する 命のゆりかご

GATA HIGATA 満ち潮
GATA HIGATA 引き潮

---で、ミュージカルが始まる。明日が千秋楽。
私から券を買って観てくれた人ですら正直に言った「たかが素人の、と思っていたらびっくりした、本格的でした、すばらしかった」と。私から券を買ってくれた人たちに明日も楽しんでもらいたい、明日は天候が厳しいようだ。息子のお嫁さんの御両親にも挨拶せねば。

『ルポ諫早の叫び』(長尾俊彦著、岩波書店、05年6月刊)、『有明海の自然と再生』(宇野木早苗、築地書館、06年4月)、『宝の海を取り戻せ』(松橋隆司、新日本出版社、08年4月)で勉強する

佐渡で人口繁殖されたトキが放鳥され(9月)、また一部のトキが本日中国に還されたそうだ。「自然を復元する」という努力が続けられている。サドのトキさんたちの仲間も頑張っている。ただその一方で、干潟が潰されているし(沖縄)、諫早・有明では干潟と宝の海がつぶされたままだ。トキもコウノトリもツル(鹿児島県出水)も干潟の野鳥も、共に生きていけなければやがて人間にとてつもない不幸が覆いかぶさってくるということに気付いているのに。

0 件のコメント: