2009年7月24日金曜日

「丁か半か」か?


この列島の人は流されやすい。
先の総選挙では「ナントカカントカ賛成か反対か」「ナントカは抵抗勢力」と言えば、魔法にかかったように詐欺に等しい手法にのりました。今度は「セイケンコウタイ」と言えばそちらに乗るようです。ざざざざっと、真っ黒クロムシ(となりのトトロ)が移動するように感じます。“完全勝利”を呼号するところは不気味だし。

自民も民主も本質的に片割れだ。新自由主義、効率主義、結果的に弱者切り捨てを推進してきた冷たい政策を持ち合わせています。それを危惧します。金太郎飴だ。

以前たまたま息子からマンゴーをもらった、宮崎産でした。知事さんのPRは功を奏したようには思う。「マンゴーと地鶏」なかなかよろしい。しかしこの人は他に何を成したのでしょう。県民の期待した経済政策や福祉政策の成果は残せていません。口のうまさと、態度の気味悪さを感じます。かつてこうして女優さんを口説き落としたのかもしれません。この人の暴力、淫行、スキャンダルは、人は忘れているかもしれませんが、人間としていかがなものかとさえ考えます。目がきょろきょろしている人ですが、眼が座ったとき何をしでかすか。口のうまい野心家を跋扈させてはならないと考えます。

すべての政党による徹底した地に足着いた討論戦が繰り広げられたらいいと考えます。現実にはそうなってはいません。結局、マスコミの争点誘導か、電通・博報堂なみの宣伝能力、イメージづくりに知らず知らずのうちにのることになりかねません。勝ち馬に乗りたい、それが風となって吹く。仕組まれた賭場のような丁か半かにのってしまっては、庶民の生活は破綻に向かうだけだと考えます。
民意はまちがいなくチェインジですが。

「金持ち」優遇から、「人持ち」重視(人のつながりを重視する立場)の政策へ大きな舵を切るべきだと考えます。実はそれがなされない資本主義というものの本質だと考えています。
社会に許容性、もっと多様性、百花斉放があってしかるべきだと考えます。本質的に同じ方向、とんでもない方向にイケイケがこわい。

~以前に集会の案内をいただいていました、以下原文のまま~

「選挙目前!私たちが望むこと」集会
7月31日19:00~21:00(18:30開場)@総評会館で、選挙向け集会を開きます。
今回の選挙を機に、私たちの社会がよい方向に進みますように!

【主催】反貧困ネットワーク
【日時】09年7月31日(金)18:30開場 19:00開会(21:00閉会)
【場所】総評会館203号室(定員300名)
JR御茶ノ水駅聖橋口改札より徒歩5分、メトロ千代田線新御茶ノ水駅B3出口徒歩0分
地図(http://www.sohyokaikan.or.jp/access/index.html)
【参加費】無料(会場カンパを予定。ご協力いただける方は、よろしくお願いします)
【リード】
2005年の小泉・郵政選挙以来の衆議院選挙がやってきました。あのときは、自民党が圧倒的な勝利をおさめて296議席を獲得。「弱肉強食」の新自由主義政策が、反対意見を軽視して、一方的に進められる政治を生み出してしまいました。
当時「貧困」という言葉が、人々の口にのぼることは、まずありませんでした。あれから4年。日本社会の雰囲気は一変しました。
戦後最長の好景気から「100年に1度」の大不況へと、景気が悪化しただけではありません。年収300万未満世帯が増え続け、派遣労働が広がり、「ネットカフェ難民」が生まれ、派遣切り・非正規切りが起き、病院たらいまわしによる死亡事件が起き、自殺者は相変わらず異常な数で、餓死事件まで発生しました。
この4年を、もう一度、噛みしめてみませんか? そして数年間で唯一、私たちではなく議員(立候補者)が頭を下げるこの時期に、私たちの一票を生かしませんか?
選挙が終われば、私たちはまた「タダの人」扱いされます。あとで嘆いても、次の選挙時期を決められるのは、私たちではありません。数少ないこのチャンスに、私たちの望みを堂々とぶつけていきませんか?

【内容】
各分野の当事者より、投票の目安とすべき要望をぶつけます。
決まり文句は「本当は○○してほしいけど、でもせめて、とりあえず、次の政権で△△だけはやってもらいたい」

1 件のコメント:

ハマタヌ さんのコメント...

何日か前にも書きましたが、そしてそのうち私のブログでも書きますが、民主党はもっとも古い自民党の小沢氏の体質に牛耳られています。

しかも彼が奥の院に隠れることで、いわそう見えにくくなっています。政権党となった民主党の最大派閥は小沢派です。彼の暗い、誰も信じない権力政治があと4年間続くかと思うとぞっとします。

たぶん解同や総連と癒着した人権擁護法も通ってしまい、「人権」という美名に名を借りた日本の裏面でうごめく魑魅魍魎のための利権政治がはびこることでしょう。そしてそれを批判する声も、恣意的な抑圧を喰うことでしょう。

その時、まっさきに圧力の矢面に立つのが共産党です。解同や総連の理不尽な暴力と闘ってきたのが唯一共産党しかないのですから。
自民党や公明党、そして民主小沢派、社会党系、社民党、要するに共産党以外すべては、この「政権交代」の熱狂の中でこの恐ろしい人権抑圧法の成立に加担するでしょう。

それもあって、今回の選挙で私たち夫婦は共産党にあえて入れます。たぶん100%死票ですが、いいでしょう。共産党には言いたいことが百もありますし、かならずしも支持政党ではありませんが、わけのわからないかつての「小泉改革」のような「政権交代」ブームに便乗しない節度が、共産党にはあります。

人吉の亡くなった古参党員の叔父貴のように、どんなに足蹴にされても屈しなかった人としての「節度」があります。節度を守ろうという伸びた背筋が共産党にはあります。

長文のコメント申し訳ありません。こんなことを書けるのは余剰半さんのところしかないもんで。自分のところでも書くから許されよ。