2009年9月11日金曜日

ミュージカル異聞


朝鮮学校のみなさんは「緊張した生活」を強いられている。生徒、学生の子どもたちだ。そして先生、父母のみなさんだ。

拉致、核兵器、ミサイル問題を口実に。

生まれたときから日本に居住するこの子たちに、冷たくあたる、あたるどころか嫌がらせをする。心無いことで卑怯だ。日本人として、いや人間として恥ずかしい。

そうでなくても祖国は厳しい現実だ。加えてこの列島での差別と無理解、八つ当たりの冷たい風に耐えなければならない。隣人の苦難に思いを馳せることができない自らの狭量さをこそ振り返るべきだろう。

毎週、土日にしかも長時間の会場を借りるのは大変だ。
事務局長の若い小林さんは初めてこの学校を訪れ、ミュージカルの稽古場として体育館を貸していただくことをお願いした。昨今の空気のなかで、見ず知らずの「日本人」にいきなり申し入れられた校長先生もさぞかし面食らったことだろうが、快諾されたそうだ。

老朽化してお世辞にもりっぱな体育館とはいえなかったそうだが、校長先生は奮発して当日は冷房をいれてくれた。台所事情厳しく普段はいれないのに。

「パッチギ」の最初の映画のあのヒロインのような生徒が、交流の時間に朝鮮胡弓(カヤグム)を奏でてくれたそうだ。美しい音色を聞かせてもらったのでやんやの!喝采を浴び、はにかんでいたそうだ。こんなときのチマチョゴリ風の制服ってかわいいなと妻殿は言う。

まるで日本右傾化のリトマス紙にさらされているような事態を、地元では学校の人たちと一緒に「ウリ(わたしたち)の課題」にしようと活動のネットワークが一昨年あたりからつくられつつあるそうだ。私たちにはひとのこころがある。

毎週、旅の一座のように稽古場が変わる。同じ列島に住む「隣人」と触れ合えてよかったと思う。事務局長もたいしたものだし、校長先生も見上げたものだ、“宿屋”のふんどし。

ムツゴロウ・ラブソディ

何でも食べるナントカという貝(貝さん、すみません名前が)になっていくんだそうだ、妻殿は。おもいっきりスゴイ顔の物凄い顔の練習を積んでいる。

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