2009年8月1日土曜日

佐渡の「季節限定やりいか一夜干」


 「丸のやりいかの一夜干し」と「するめいかの開いたのの一夜干し」とどちらがいいのかと訊いたら、女店主さんに迷わず「やりいか」と一言だった。訊いたほうが野暮だった。それでまた信用した。

 両津港の改札を出たら、左手にいきなりのキンキンきらきらのお土産屋さんが並んでいる。この明るさは、仕事柄1,000ルクス以上はあると考えられる。なにがこうなのかなと思えば、佐渡といえば金山だからかな。佐渡にはいっぱいお土産があるようだ。

 そこではなくて、よかったらここの海産物店がいいとYさんが車を止めて薦めてくれたので引き返して中に入る。その地のお土産を買ったつもりで、他の土地のものだったり、ましてやメイド・イン・ナントカだったりすると興ざめだ。それでYさんが気を利かせてくれた。「はたはたの干したもの」は食べたことがない。そもそも「はたはた」に縁がない。やりいかと併せてそれを求めた。「もずく」や「あご(飛び魚)の干したもの」佐渡のあれやこれやもあったが、またの機会にした。帰り着くのは夜だ、4、5時間はかかる。

 これを選ぶのがあたり前のようにいわれた「やりいか」は、きちんと「ワタ」まで解凍してから焼くようにといわれた。これは、当たりだった。子持ちで、卵はいぶし銀のようでもあるし黄金でもあるように見える。やりいかそのものが美味いものだが、これは季節限定というだけあって、ワタが美味・珍味でおいしかった。まだ2尾残りがあるので息子を呼ぼう。

 あたるならこういうものにあたりたい。

1 件のコメント:

ハマタヌ さんのコメント...

余情半さん。いい旅をしましたね。佐渡か、行ってみたいな。