2009年8月21日金曜日

貴方のことを


 アメリカや我が国の時の首相、マスコミが“ベトコン”と呼んでいました。蔑称の意味が込められていました、一般マスコミもこころない見識だったと思います。私たちとほぼ同じ顔をした人たちが爆撃や砲弾に怯える姿をみて当時とても心を痛めていました。1960年代からのことでした(1975年4月30日終結)。

 九州の諫早湾で昔に干拓事業を決めたことだからといって様々な意見があるにもかかわらず、次々と閉められていった堤防水門の様子。確かにギロチンのようでした。あのとき、あの映像を報道でなんども観てやりきれなく心を痛めました。97年4月14日のことでした。 そのときのアサリさん、シオマネキさんそしてムツゴローさんたちのことが絵本『海をかえして!』(童心社、97年8月刊、丘修三・長野ヒデ子さん)に描かれています。

 2003年3月、ブッシュさんがイラクで戦争を始めました。テレビで中継されたのは、まるで花火がさかさまに炸裂しているような画像でした。モノが破壊され人々が殺傷されているという実感のない乾いた映像のような気がしました。なんともいえぬ心が痛みました。ブッシュさんたちは“うずうず”していたのでしょう、まるで悪徳牧場主に雇われた保安官のように得意気でした。小泉さんのはしゃぎよう、「自衛隊の行くところは非戦闘地域、だから自衛隊が行ったところ、そこが“非戦闘地域”」とか、わけのわからないことで海外派兵を強行しました。我が国は「子分」でした。開戦理由の大量破壊兵器は何もありませんでした。

 このブログを読んでいただいている方で、もし、このように(あるいはそれ以上に)お感じになったことがあるとしたら、好みや性格や趣味などがどんなに違っていても、貴方を私は人として好きになれるでしょう。
 *今年、富山からいただいた梨はおいしいです。

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