2009年6月4日木曜日

かたいかたい、ばぁ


天安門事件から20年ということは、野良猫のトラちゃんが不慮の事故で亡くなって20年ということになる。天寿をまっとうしていたとしても、もうこの世にはいない歳月の長さだ。それほどになるのか。あの夜のこと、明け方までのこと。

今度の先生はかわいいひとよ、と言われて「ハイ、そうですか」と出て行くのもいかがなものかと多少の抵抗があった。と言いながら出て行っている。リラクゼーションヨガ。夜遅いので若い人も多い。

ストレッチ、ヨガ、ピラティス、どれもこれも私には難行苦行だ。みな、額が床につかんばかりの状態で前屈できているのに、私ひとりがぽつんと屈曲できずに鏡に映っている。寝転がり、曲げた片足を胸につけ、その足を伸ばせという、そんなこと誰ができるのかと周りを見回せば、みなピンと足が伸びている。まがりなりぐらいで、ついていってなんとか終えて、まっ、気持ちがいい。それにしても、なんでこんなに身体が硬く生まれたのだろう。おかげで頭も固い、それを自覚している。

『誰れも知らない「死刑」の裏側』(08年8月刊、近藤昭二著)によれば誤審ではないかと考えられる死刑判決事例がいくつもあげられている、しかも当然ながら死刑は執行されれば取り返しがつかない。足利事件で釈放された菅家利和さん(62)のニュースを聞いてこの本の内容を思い返した。

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