2009年4月29日水曜日

みなみへ(Ⅱ)


トカラ列島、漢字は読めるが書けない、実際パソコンでも簡単には入力転換もできない。どこにあるか?この島々のことは小学4年のときの社会科、郷土教育のなかで知った。しかし、これまであまり眼中にはなかった。

7月22日に皆既日食が観られるのはトカラ列島あたりらしい。
今生きている人でこれを逃せば、もう一生観ることは無いらしい。悪石島、なんとなく人聞きの悪い名前の島、断崖絶壁の島、この島あたりがポイントで6分余り観察できるらしい。本土でも部分日食は観られる。

九州の南、「南西諸島は何か規則があるかのように孤を描き、遥かに連なる」とこのブログで書いたが、トカラ列島は少し西にそれる。それで種子島屋久島でもなく、奄美諸島でもなく、より不便さもあり、あまり注目されることはなかったように考える。

行政的には「十島村(としまむら)」という。元々は、三島村とは一緒だった。上三島、下七島という、合わせて「十島村」だったが、戦後の米軍占領支配で分かれる。役場は鹿児島市内にある。役場が石垣島にある竹富町と同じだ。人の住む島、住まぬ島で構成される。北から口之島、中之島、平島、諏訪瀬島、悪石島、小宝島、宝島の有人7島と、臥蛇島、小臥蛇島、小島、上ノ根島、横当島の無人5島の、合わせて12の島々で構成される。その距離南北に160km、日本で一番長い村であるらしい。平家落人伝説、火山でできた島であるらしく温泉がある。ジャングルもガジュマルもある。そして「渡瀬ライン」がある。

鹿児島本港あるいは南の名瀬港から南下または北上で「フェリーとしま」で行くことが出来る。七島にはそれぞれ民宿(旅館も)がある。時間がたっぷりなければ行くことができない。お金もかかる。「十島村友好島民の会」に入ればいろいろな特典がある。諸氏諸君、手を携えてスローに、そう年をとらぬうちに行きたいものだ。

なお、口之島には野生化した純血種の和牛がいるらしい。

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