2009年4月27日月曜日

みなみへ(Ⅰ)


竹島という。
日本海にあって韓国ともめている「竹島」ではない。その名の通り竹(リュウキュウチク)が島をすばらしく覆っている。

硫黄島という。
太平洋の激戦地、小笠原諸島の南にある「硫黄島」ではない。すこし見るとまるでミニ桜島だ。噴煙をあげている。海の色さえ変えている。「鹿ケ谷の陰謀」の首謀者、僧俊寛が島流しにされた伝説のある島はここと喜界島。 海ぶどうをつくったといって知り合いが職場を訪ねてきたことがある(海ぶどうは水槽で陸上養殖できる、地熱もあるはずだ)。

黒島という。
沖縄八重山諸島の「黒島」ではない。太平洋戦争の末期、飛び立った特攻機が不時着、島の人に助けられたこともある。

みな有人の島でそれぞれ個性がある。

三島だから「三島(みしま)」という。

九州の南、薩摩半島のすぐ南に臨む。天気のいい日には島影を臨むことができる。命の綱のように鹿児島港から航路があって、三島村フェリー「みしま」で行くことができる。

夏には天の川が美しいらしい。

これらの島々から、南西諸島は何か規則があるかのように孤を描き、遥かに連なる。日本列島は南へまだまだ長い。

「海道を行く」だが、そう行けるところではない。でも、いつか訪れてみたい。


ね。といって地図を見ながら昨夜は早く寝た。

1 件のコメント:

ブナガヤ さんのコメント...

琉球弧!私の父祖がこの道を辿って来たためか、その名を聞いただけで心踊ります。青年時代の沖縄へ移住を決意する前の年に、琉球弧を黒潮の道を逆上るという旅をしたことがありました。

それから30年。また黒潮の道、椰子の実の流れ来る源流を逆上ってみたいものです。そのうちいかがです?余情半様?60過ぎたらやりたいね!でも、カゴマで飲んだくれて、そこから先にいかなかったりして(笑)。