2008年12月15日月曜日

これ以上排除するな、と


舞台に出てくる黒子は見えていても見えない。歌舞伎ならそれでいい。

大きなターミナル駅の連絡通路の脇に人が寝ていても、紙袋をもって座り込んでいても、それがまるで見えていないように通り過ぎる。見えていても見えない。

ついこの間までは5,500人も集まろうがなんだろうが取り上げもされなかった「なくせ貧困!集会」。社会には「貧困」が存在していても見えていなかった。その人たちが声を挙げても見えていなかった。

「無視」ということになる。「見てみぬふり」という言葉がある通りだ。

見えていても見えなかったが、連日見えるようになってきた。報道がとりあげる。

仕事をして生きていきたいその人たちが住処(すみか)さえも失いつつある、と。
なんでこんな目にあわなければいけない、と。
今朝は冷え込んだ。

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