2008年11月4日火曜日

大阪、ええねん


大阪の「京阪京橋」から電車に乗れば今は京都市左京区の出町柳まで行ける。出町柳から京福電車に乗れば一乗寺、岩倉、鞍馬に行ける。青春の地だ。あの頃は制帽を粋に被った車掌さんがいた。

その京橋に近い大阪城ホールで開催された「食べるたいせつフェスタ08」の出展者の事務方として出張した。25,000人の来客見込み(目標)だったが、あの得意先の「副理事長」が動員をかけたらしく、終わってみれば37,000人余の押すな押すなの大盛況であった。昨年の東京が27,000人の参加だったからいかに多かったか想像できる。

久しぶりに思う存分大阪弁に浸った。大阪城を臨みながら会場のお弁当をいただいた。「ネコさん、おそとのネコさんやからお腹ぺこぺこでいてはるねん」おかあさんの子どもに使う大阪弁はやわらかい、他者のことをいうのに大阪風の敬語を用いる。

大阪城は開かれた公園だ。市民が憩う。金さえ払えばエレベーターで天守閣に登れる。ひとりの警官にも出遭わなかった。警戒厳重な江戸城とは違う。ざっくばらん。天候にも恵まれた。

一難去ってまた一難の一週間を過ごし、「食品の安全」ブースが受け持ちだったから身構えたが、詰問はとくになかった。「しっかりしてや」の雰囲気。起きているのも主に関東だったからだろうか。会場全体は「食」の大事さ、食育の必要、大阪(関西、中国、四国)の食の結びつきを訴えるものだった。これと事業が一致していれば何の問題もないと思うのだが。会場では「紙風船」の公演も聴こえた。

若いおかあさんやあるいは若い夫婦、そしてお子さん達が大勢訪れた。子どもはかわいいものだ、いつしかそう思うようになった。子どもを見る目の余裕を感じる、孫がほしいな。

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