2008年11月16日日曜日

ばらまくな


 場末のスーパーではあるまいし原価割れの超目玉、客寄せ目当ての大安売り。

 そんなことを国家的レベルでやろうとしているのが「定額給付金」だ。天下の愚作と言われた「地域経済振興券」のようなことを二度やろうとしている。どこの政党がご執心であるかということを最近マスコミは報道しない。何を信じようが勝手だが、ホントの「生活を守る」ことができないではないか。振り込め詐欺のかっこうのネタになるではないか、我々の安全にもかかわることだ。
 そもそも増税や医療、福祉を削り、人を困窮に追い込んでおいて「生活に困っているでしょう」と言って、目の前に迫った総選挙の票ほしさにやろうとしている。こういうのを場当たり、人を愚弄するというのではないか。

 丁か半かの大博打。感と度胸の小泉さんは選挙で山を当て後進に道を譲った。それを思い通りにならないと言ってお坊ちゃま総理が2代続けて「ボクやめた」をやった。次の3代目のお坊ちゃまが「踏襲」「未曾有」「頻繁」を読めない。ブッシュさんの国語(英語)力にも似通う。漢字のひとつやふたつ読めないことは誰にもあるにせよ、マンガはともかく本は読んでいないなということが窺える。金持ち度胸、「感とハッタリ」で生きてきた人かと想像される。

 新自由主義と称して自分に都合のよいルールの世界への押し付け、自分の借金の世界へのばらまき仕掛け、境目なしの世界的金儲け、難くせつけての殴りこみ戦争(人殺しだ)、ブッシュさんは何でもやった。間違いなく歴史に残る愚策の8年間だった。この列島の2代目3代目のお坊ちゃま施策もほぼそれに準じている。私たちはその同時代に生きている。

 あけすけに言えば「バカ殿」の治下にいると考えればよい。
 しかもそれはバカ殿固有の問題ではなくて、殿様体制を変えるしかないと考えている。そのアメリカは「チェンジ」した。

 なにがしかのハンディキャップのあるものがのし上がる。ハングリーの原点を忘れずに。地に足を踏ん張って。
 *画像は3日前の満月、1箇月前には南の島で臨んだ。

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