2008年6月13日金曜日

ルート58


 R-3とR-10の行き着くところ。
そこからR-58は始まる。知る人ぞ知る『海を渡る国道』だ。

これをやろうと話しあった。いまは法螺(ホラ)だ。

鉄砲伝来の種子島がある、そして奄美があって沖縄だ。

種子島の芋(いも)、何か滋味があるらしい。奄美はさとうきび。南国では燦燦とふりそそぐ太陽光はストレスだ、半端ではない、これに抗して成長するさとうきびはエネルギーをたくさん蓄えると学者先生は言う。それをやろうということになった。

 食品加工事業を繋いでみること。地域の特長をつかみ、その地域の食の伝統、知恵を受け継ぎ、そしてさらに「食の創造」につなげたいと発想している。まずは「こころざし」の確認だ。

 酢がつくれる。さとうきび酢はブランドだ。さとうきびに2年、酢をつくるのに3年かかる。黒糖をふんだんに使った黒糖焼酎づくりから、もろみ酢もわかれてつくれる。いもからも酢はつくれる。酢とはきってもきれない加工食品や調味料がある。例えば、もずく酢、酢だこ、マヨネーズ、などなど。
黒糖をつくるときの絞り粕から、さとうきび穂先から、なにかつくれる。パウダーだ。粉をつくる、粉にするという人間の知恵、技。つくれなくとも釜の燃料にして与論では塩づくりをしている。製造工程で出る残渣、未利用資源はおもしろい。ゼロエミッションだ。
いも(紫芋、安納芋)からはペーストがつくれる。
パウダーとペースト、搾汁液からなにがつくれるか。スープ、パン、お菓子、飲料、ドレッシング、なんでも発想できる。
中小だが技術をもったものづくりの企業のみなさんがあちこちにいる。元気にやっている郷土菓子屋さんがある。黒糖、砂糖は悲しい歴史を背負ってお殿様にはふんだんにあった土地柄。

協同の力ができる。ある中小企業協同組合。発掘しよう、開発しよう、と。一歩から。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

ルート58とは懐かしい。山奥の農場から、那覇へ行くのに使いました。そう、あの国道は琉球弧を走っていて、途中海なんですよね。海中道路なんて呼んでいました。

種子島の甘薯の加工の話、非常に興味深い。なるほど、そこまで沢山の食材ができるのか。沖縄の時は、そこまで考えていませんでした。今も、茨城という甘薯の大産地に住んでいますし、村の農業の振興委員としても実に興味がそそられます。ぜひ詳細を、アップ下さい。

あ、そうそう、私、元ちとせも大工さんも大ファンです。そのうち私のブログで書きますよ!