2009年10月26日月曜日

ミュージカル ムツゴロウ・ラプソディ


 ダンプカーが荷台を高々と揚げて沖縄県の泡瀬干潟を埋め立てる姿は、地球に爪を立てているような、いかにも人類の尊大な「愚考」そんなふうに見えて悲しいものです。「自然にたいして人間の分をわきまえる」(田中優子さん)ことができていない姿に見えます。 現在進行中のできごとです。
 経済行為、公共事業と唱えたところでいかほどの人を何代にわたって富ませるのでしょう、いや現時点ですら、いつの誰のためになるのでしょうか。10月15日の控訴審でも福岡高裁那覇支部は県と市に公金支出差し止めを命じ、住民の訴えを認めました。

 私の故郷に久見崎(ぐみざき)という遠浅の浜があります、「ありました」というべきでしょうか。潮干狩りの名所で貝がよく採れました。遠く夕日が沈む海、それは、それはきれいな姿です、だからここを「久見崎」というのだと考えます。私の心象風景の中にあります。今は見る影もないどころか、確かめるために立ち入ることすらできません。原子力発電所と一緒に有刺鉄線で囲まれた海岸になっているからです。

 さて、これまでにここで幾度かとりあげてきました「憲法ミュージカル」のご紹介です。これはそもそも埼玉で弁護士さんたちが主催者(呼びかけ人)になって10年間続けてきましたが、今は東京の三多摩の弁護士さんを中心にそちらの方で引き継がれて3年目になります。一般の人たちを100名ほど募集して、専門家の指導のもとミュージカルを構成します。私もずっと観劇してまいりましたが、なかなかの水準で感動的です。

 今年は「ムツゴロウ・ラプソディ」という題名で、1997年4月14日に閉門を断行された諫早湾の干潟、そこの生き物たちの物語をテーマにしています。「公共」とはなにか、「公共事業」とはなにか、日本国憲法第13条「すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。」という「国民の幸福の追求」と「公共の福祉」の狭間で起きてきたことをみんなで考えていけたらいい、というのが主催者(弁護士さん)の提起でした。
 それで一般募集をしていましたから、何を隠そう、うちの妻殿が、一度しかない人生、一念発起、このミュージカルに出演者として応募しました。ずっと毎週末、特訓を積んでいます。生まれて初めての挑戦です。参加してみたら素人というよりも玄人裸足の水準の人たちも多くおり、後ろの方でおたおたしている様子です。それでも、もう衣装を着れば私があとずさりしてしまうほど干潟の生き物に成り切るようになりました。初めての体験、 ミュージカルというものにはまってしまったようです。

 開演までのカウントダウンがミュージカルのブログで始まっています。
 東京郊外の三多摩4箇所と埼玉県飯能の1箇所の計5会場6公演が11月に行われます。前売りチケットお一人様2,500円です。観劇の機会があれば、ご関心があれば、もしよかったら、と考えます。

 「夥しい数の白い貝の死骸、諫早...
 葦の草原を滑る鳥の影も人の声も無く、
 ただひたすらな静寂を正義と呼ぶべきではない。」
 【ミュージカル楽曲『KAWAKU(乾く)~REQUIEM』より引用】

2009年11月 7日(土)  昭島市民会館 開場15:00 開演16:00  

2009年11月15日(日)  パルテノン多摩  開場15:00 開演16:00  

2009年11月21日(土)  飯能市市民会館 開場17:00 開演18:00  

2009年11月23日(祝)  武蔵野市民文化会館  開場15:00 開演16:00  

2009年11月29日(日)  立川市市民会館        

 【昼公演】開場14:00 開演15:00          

 【夜公演】開場17:30 開演18:30

また、下記のブログでミュージカルの進捗がご覧になれます。
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「2009年LIVE!憲法ミュージカル ホームページ」
http://www008.upp.so-net.ne.jp/musical_in3tama/
「2009年LIVE!憲法ミュージカル ムツゴロウ・ラプソディ ブログ」
http://2009mutsugoro.blog79.fc2.com/

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