2010年12月23日木曜日

レイバーフェスタ2010


 帰りは夜遅くなるので昼と夜の分もお弁当にしようということになって、お重におにぎりや手羽先の唐揚げなんぞを詰めて出かけた。お重は2段重でしっかりしたものだから重い。それに銘々のポットに熱いお茶を詰めて持っていった。

 今日も朝から晩まで、飯田橋の会場で「レイバーフェスタ2010 ~百年の 歌がはじけて 垣根超え~」に二人で参加した。今回で9年目を迎えるそうだ。

 既成の大きなユニオンが建前論議や闘争もどきのスケジュール消化だけで実感と御利益(ごりやく)がない。ところが、ここに集う事例を見聞していると、いまどきそんな信念と良心に従って独りでも数人でも立ち向かう、そんなすごい人たちがいるということに驚く。そしてまた、そこに歌や芝居や映像や川柳などの文化がある。連帯があって、視野と行動は海外にも及ぶ。「インターナショナル」ってこんなに美しかったっけ。久しぶりに聞いた。

 趙博(Cho Bak)さんのライブ「百年を歌う」は、その体格のままにすごい迫力だ。自分のことを「在日関西人」だという。『百年節』は15分もある、そのサワリ。100年経てば山河も変わる。変わらぬのは不服従。他郷暮らしのはかなさ、楽しさ♪

 映画「海を越えた初恋—1989スミダの記憶」(パク・ジョンスク監督)はできたばかりだ。監督は若い女性だ。5年前に日本でひょんなことでスミダ争議のことを知ったそうで、5年の歳月を費やしたらしい。「さらば戦争 映画祭」に出展された映画の監督も若い女性だったねえと二人で話しながら飯田橋をあとにした。

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