2011年7月22日金曜日

草木もなびくよ

 日本列島に住んでいる以上、多かれ少なかれ「島国根性」というものはあるのだろう。
しかし、わけても「おらが島は、」と講釈を垂れたり、自慢したりするのは島国の中のそのまた島に住んでいる(或いは出身の)幸せな人々である。
 ものの本によれば、日本の島の数は6,852あるそうである。
面積が大きい順に、佐渡島(人口3位)・奄美大島・対馬・淡路島・天草下島・屋久島・種子島(人口9位)・福江島・西表島ということらしい。

 偶然かもしれない。台風に見舞われる、今回はその恐れはなくなったが。

 今年5月の末に種子島を訪れた。台風2号も一緒に訪れた。こだわりのさつま黒豚専門店だという。そこで買い求め、夜の数ある食事のメニューに黒豚のしゃぶしゃぶがセットされた。それなのに、本人は食べない。肉は食べない主義だという。ん!?それって誰かもそうだった。

仕切りたがる
今は独り者である
とっぴなことを話題にする
”困難“がむしろ好きであるらしい
村上春樹を熟読しているらしい

 「おらが島」というから、「たねがしま」とか「さどがしま」とか言うのだろうか。ほかの島が「やくしま」とか「あわじしま」とか言うのに、である。
 住人たちは我が強いのだろうか、城ケ島、青ヶ島などほかにないわけではないが、島の名を「○○がしま」と呼ぶのは種子島と佐渡島以外にはあまり知らない。架空の鬼が島ならあるのだが…。

 その佐渡島に彼女はわざわざ時間をつくって、はるばる種子島から我々と一緒に訪れるそうだ。「遠距離だ」。私たちも微笑みながら、その日を楽しみにしてきた。

行ってきます。さて、準備をしなければ、夕べ飲まなければよかった…。
「反省ならサルでもできます、それはおサルさんにたいして失礼だ、ふにゃふにゃ」

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