2011年6月19日日曜日

種子島再訪記 序



航路であれ空路であれ、島には「別れ」を表現できる。
18:00発のプロペラ機で帰路に着く。たっぷり楽しんだ文字通り波乱万丈の三日間だった、台風直撃のおかげだ。12月に初めて訪れたときも同じ便だった。あのときは冬至前、真っ暗で何もわからなかった。こんどは夏至前で、いくらでも明るい。
別れのあいさつのあとのチェックインゲートの向こうでも、そして飛行場の金網フェンスの向こうでも長野さんはいつまでも手を振っていた。見えるのか見えないのか知れないが飛行機の中から、こちらも手を振った。
再訪した今回は、新たに加わったメンバーもいたけれども、前に一緒だったメンバーが皆は揃わなかった。
そのせいか、次はいつ来るとは決めなかった。心に残った。
5月30日のことだった。

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