2010年11月16日火曜日

飯盛山


 薩長に攻められて少年隊士が自刃したのが白虎隊で有名な飯盛山(いいもりやま/会津)。今日登った山、こちらは「めしもりやま」と読む。ほとんど山梨県に近い長野県南佐久郡南牧村の標高1,643mの山。どちらも、ご飯を盛ったような山だからということらしい。全国にこの名の山はあるようだが、「めしもりやま」と読むのは珍しい。

 登山口の辺りの野辺山駅(JR小海線)は標高1,375mでJR鉄道最高地点。そしてこの辺りが分水嶺のひとつ。一方は千曲川に注ぎ千曲川は信濃川となって日本海に流れる、また一方はやがて太平洋に流れる(どの川だろう?笛吹川-富士川)。いずれにしても、ここだったんだ。

 リーダーで案内役の上原さんは短い歩幅でスタスタと歩く健脚だ。出発のあいさつで、「追いつこうと頑張らない、前に追いつくより後ろの人を置いていかない、お互い援け合い励ましあっていきましょう」と述べる。これって、今の世の中に言いたいフレーズだなぁと感心しつつ、装備を点検する。結局、たいした困難もなくハイキングの類ではあったけれども、山を愛する人柄のいい方だった。

 天気に恵まれた。周囲の山の近辺の雲を除けば、見上げる限りでは雲ひとつ見られなかった。この冬一番の寒さとのことで、道は霜柱、仰げばところどころ樹氷。あまり風もなく、寒さをそれほど体感しなかった。南アルプス、目の前には八ヶ岳、遠く浅間山、南には連なる山と雲の上に富士山、なるほど宣伝文句の通り360度のパノラマ。南牧村の方向を見下ろせば、なるほど村長さんが高原野菜と牧畜、農業で生きている村だと胸を張った景観が見渡せる。帰りには地元の野菜を少し買って帰った。

 歩いた歩数は17,148歩。

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