2010年2月25日木曜日

わたくし

鼻毛をいじって抜けば、大ハクションを巻き起こす。
昼間に灯した行灯をひっくり返せば大燃焼を惹き起こしかねない。

風さえ吹かなければ、アレルギーさえなければ春の陽気は心地よいのだけれど。
いずれ季節は変わる。

電車を一本乗り遅れると15分待つ。それが不便だと思っている都市型人間になった。
取り戻せや、自分。

人は見た目である。そう思う。
人間、味がなければ飽きられる。
夕食時には帰宅しているし、貧乏臭くもなければ、金持ち趣味でもない。
譬えて言えば波平さんのところだろう。風貌も似たようなものだ。
ただし、波平さんの歳は越した。
凡庸にして、飛ぶ鳥になっていたらどうなっていただろうと妄想する春の青空。

次には「考える力」を残せばいい。

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