2010年10月14日木曜日

立ち往生


 竹富島の種子取祭は全部観ようというつもりでしたのでほぼそうしました。昔、オールナイトを観て映画館を出てきたときのような感じ。気だるい疲労感と、観たいものをたっぷり観た満足感。

 遅い夏休みをとりましたので、あとはレジャーに興じました。
 とは言っても、引っ込み思案、消極的なところのある私です。
 うちのつれあいは、この際、クーポン使って何もかも使って、やったことのないのを全部やろうと臨みました。「できないと思うからいけないのよ」などと引きづられて、この歳になって生まれて初めてのことをしました。

 石垣島の宮良川の河口近くはマングローブになっています。潮の干満の影響を強く受けるところです。かねて手配の、ここでカヌーというものを初めて経験しました。二人乗りで「みーぎ、ひだりっ」と漕いだわけです。普段から思っていたのですが、やはり息が合いません。気は合うのですがねぇ。ガイドさんに従って低く這っているヒルギの枝の下を通るのですが、進めなくなったり立ち往生したり冷や汗ものでした。小休止したところは鍾乳洞みたいになっていて、よ~く観察すればハゼの仲間がいます。水の中では生きていけない魚だそうです。さらに目を凝らせば天井には小さな蝙蝠がたくさんいました。帰り着いてカヌーをつけた岸辺にはシオマネキがいました。そう、有明の干潟にいるような共通の生き物たちでした。植物も生き物もすべて国の天然記念物なんだそうで、傷つけることも取ったりすることもしてはいけません、気を使いました。

 これが、最初でそれから次々とチャレンジとあいなりました。
 ビーチでは、カヤックこれはカヌーをまがりなりにもやったばかりでしたので、すぐ慣れましたね。それで次はシュノーケル。つれあいが、インストラクターからレッスンを受けてきて、それを私が習いました。水槽で観るような熱帯魚が、手が届くようなところにいました。しかし、ウミヘビを足元に見たのにはあわてましたね。
 極め付きはウィンドサーフィンでした。勢いでレッスン受けてしまいました。それがバリ島から来た人でほとんど英語です。それにもともと飲み込みが悪いので四苦八苦しました。はい、やってみてと言われて、今習ったことをもう忘れているのです。手は右だっけ、左だっけ、どっち向くんだか。スローリー、スイング、スイング。なんとか、へっぴり腰で乗れるようにはなりましたが、方向転換ができず往生しました。文字通り立ち往生でしたね。
 
 50代の手習い、くふふふっ。ふ~。

2 件のコメント:

増田・大仏・レア さんのコメント...

報告会楽しみにしてます。

余情 半 さんのコメント...

えっ!?