2010年8月15日日曜日

美と醜


 政治向きのことに触れると、何だか声高に叫んでいるようで空しくなってくる。ただ、これだけは言える、戦争は醜悪であると。

 ひと目見て何か違うな。いつもと違う、ただようもの。もともと妖艶な雰囲気があるつくりの人だけれども、きれいだ。モノを物販する媒体ではあるけれども、きれいだ。「KINARI」の8月1回のカタログ。自宅なのだろうか、いつもこういう背景でインタビューに応じるようだ。「あの日 昭和20年の記憶」8月9日の証言(NHK2005年)も。
 美輪明宏さんは人生の大先輩だが、みかけとは違って私はこの人に“九州男児”を感じる。その九州男児とは何かと問われれば窮するのだけれども、敢えて言えばシャープな潔さ、暖かさだ。醜いモノ、汚いコトにたいしてはっきりしている、きらいだと。若い人たちがこの人のコンサートを聴きにきているらしい(「週刊金曜日」2010年8月6日号)。

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