2012年8月27日月曜日

森のくまさん


ある日森の中 くまさんに 出会った
と二人不自然に大声で歌いながら山道を分け入りました。

 朝、この「長沼」というところに行ってみたいと相談しましたら、若女将さんが案内図をくれました。何か音の鳴る物持っていますかと言うから、きょとんとしておりましたら「今年は熊が出ますから」と首からかける鈴を貸してもらいました。

ある日森の中 くまさんに 出会った
花咲く森の道 くまさんに 出会った
くまさんの 言うことにゃ お嬢さん おにげなさい
スタコラ サッササノサ スタコラ サッササノサ
ところが くまさんが あとから ついてくる
トコトコ トコトコと トコトコ トコトコ♫

(歌詞をよく覚えていませんでしたねぇ…)

 途中に湿原をみて花なんぞを楽しみまして、少し山道を上がっておりましたら大きな沼がありました。水面を渡る風が涼しくて、木のベンチに横たわったりなんぞして至福のときを過ごしました。

 ここらへんは火山地帯。温泉の蒸気が噴き出しているところ(噴気孔)や、ぼこぼこと噴泥活動をしている“泥火山”が随所にあります。この辺一帯にある沼は、昔の噴火口であったところなのだそうです。逗留する山の温泉宿もそういうところにありました。

 忍び寄る秋の気配は感じるのですが、まだまだ日差しは強かったですね。

 沼のほとりで寝そべって空を見上げておりましたら、黒い蝶が拳にしばらくとまって離れませんでした。誰かの化身ではないかなどとつれあいが言っておりました…!(^^)!

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