宿の夕食をとっているときつれあいの携帯が鳴った。佐々木袈裟美さんが亡くなったという報せだった。つれあいの頬にはもう涙が伝っている。つられてこみあげてくる。給仕の人にさとられないようにする。
夫の昭七さんは献身的に地域の問題をとらえ地道に活動してきたが、昔気質な人なのか、家の中のことは何もしなかったらしい。袈裟美さんも一緒に活動してきたが、家のことでは女仲間に愚痴をこぼしていたという。何年か前から病に倒れ、お見舞いに行ったこともあった。入退院を繰り返し、大柄な方だったけれども、最後には面影もなかったらしい。一体報われることがあるのだろうかと思わぬこともなかったが、ご本人の気持ちはわからない。文字通り名もなく貧しくだったのかもしれないが、信念と誇りある人生だったと弔ってあげたい。明日の通夜に出席する。
夫の昭七さんは献身的に地域の問題をとらえ地道に活動してきたが、昔気質な人なのか、家の中のことは何もしなかったらしい。袈裟美さんも一緒に活動してきたが、家のことでは女仲間に愚痴をこぼしていたという。何年か前から病に倒れ、お見舞いに行ったこともあった。入退院を繰り返し、大柄な方だったけれども、最後には面影もなかったらしい。一体報われることがあるのだろうかと思わぬこともなかったが、ご本人の気持ちはわからない。文字通り名もなく貧しくだったのかもしれないが、信念と誇りある人生だったと弔ってあげたい。明日の通夜に出席する。
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