埼玉から関越道を左に折れて上信越道を行き、群馬県から長野県に入るころ左手に見えるギザギザの山、それが妙義山です。1100mぐらいのたいして高くはない山なのですが、見るからに岩が林立、直立している印象ですぐに覚えられます。妙義山は3つの峰からなりますが、実際に頂上のコースは非常に険しく上級者向け登山道だそうです。滑落事故多く危険と警告してありました。
私たちが行きましたのは「中間道」と呼ばれる中腹を行くコースです。これが一般登山道で、名付けて「関東ふれあいの道」と言うんだそうです。この企画には応募者が多く総勢40名、大型観光バスを仕立てて中腹にある大駐車場まで行き、そこからいきなり145段の神社の石段を登るところから始まりました。標高およそ720mから350mぐらいの目的地までの約6時間(途中昼食休憩等を含む)、全体としては下っていくコースなのですが、起伏の多い道でありました。ところで登山の前に、下りで人と行き交うときは山側に避けよと注意を受けておりました意味がわかりました。なだらかな坂道はひとつもなく、ほぼ断崖絶壁のような、ようやく山や岩に道がくっついているようなところだったからです。
事前の週間天気予報では木曜日は雨、前日の予報でもそうでした。したがいまして、雨具を装備して行ったのですが、幸いにも晴れました。寒くはなく暑いほどでした。私は基本的に高所恐怖症で汗かき、登りと違って下りの山道は自分の身長の分だけ着地が低く見えて恐く感じるそうです。それで、汗と冷や汗でぐっしょりになりました。着替えを充分に持って行きましたので役に立ちました。
妙義山は岩の山。奇岩や岩肌絶壁がいたるところにありました。一行のなかでは私たち夫婦は若い方でしたが、みなさんお元気で無事に楽しく踏破することができました。急峻な下り道で緊張して歩いたせいもあって、また、ふだん使わない前側の太ももがその日のうちから筋肉痛になってしまいました。
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