2010年10月12日火曜日

ただいま


 とうとうサンセットは一度も見られなかったが、昨夜はようやく星空を見られた。誰もいない真っ暗な砂浜で横になって仰ぎ見る星々、これを見たかった、それが実現した。

 帰る日になって、晴れてエメラルドグリーンの海が広がる。帰るしかなくて名残惜しい。基本的には曇り空が続いたが、山の天気では聞いたことがあったけれど、島の天気も変わりやすかった。

 台風がすごいので、島にはもう赤瓦の家はなく、ほとんど鉄筋コンクリートばかりの味気ない家ばかりだけれども、そこは南の島の風景で華やかだ。それが羽田の上空にくれば、鉄筋コンクリートで現代的なビルと道路で、人工的な‘美しさ’の都市の景観だ。この中に私の日常がある。鉄道を乗り継ぎ我が家に帰り着くが、やけに人の服装もホームも階段も色彩が黒っぽく灰色っぽく感じる。

 つれあいは旅の記念になど自らは買わぬ人だが、空港の「結」(ゆい/身体障害者の人の施設らしい)という売店にあったシーサーがピピンときて、買い求めた。理由は私らのようだから、と。

 私は運動もしたのに、恐れていたとおり3kgも太っていた。食べすぎ、飲みすぎ、…。楽しすぎ…。

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