今週末、明治大学で「被爆者の声をうけつぐ映画祭2011」が開催されることを知りました。ドキュメント映画をまとめて観られます。以下、紹介します(ホームページより引用)。
開催日;11月5日(土)・6日(日)の2日間の開催。
会場;明治大学・リバティータワー(1階1011教室) (アクセス:御茶ノ水駅から徒歩3分)
11月5日(土) プログラム1、特別企画、プログラム2
11月6日(日) プログラム3、4、5
主催:明治大学軍縮平和研究所/被爆者の声をうけつぐ映画祭実行委員会
協賛:日本原水爆被害者団体協議会/被爆者の声をうけつぐプロジェクト50
※各回完全入替制、全作品DVD上映
【入場料金】チケットの価格と入手について
※シンポジウムは一律500円
前売り 大人1,000円/学生・こども500円、
当 日 大人1,200円/学生・こども800円
★上映会場は、一プログラムごとの入れ替え制です。
【お申し込み・お問い合わせ先】
共同映画㈱ 03-5466-2311
ウイング・コア 03-3232-7867 (FAX)03-3205-8958
2011年映画祭プログラム
◆(1日目)11月5日(土)
プログラム1 10:00~12:00
・開会の挨拶
・「原爆症認定集団訴訟の記録 にんげんをかえせ」
ドキュメンタリー/2011年/85分/カラー
撮影:磯部元樹 構成演出:有原誠治 製作:原爆症認定訴訟・記録集刊行委員会
内容:「私の病気は原爆によるもの」と主張しても、原爆症と認められるのは全被爆者の中のたった1%未満。アメリカに配慮し原爆被害を絶えず過少評価する日本政府の原爆症認定基準を正すために、被爆者たちが全国で集団訴訟を起したのが2003年。原告たちは病に倒れながらも次々と勝利し続け、国についに認定基準改定を約束させる。被爆者を祖父に持つ青年が、コツコッと撮った貴重な映像記録。
お話:弁護団と原告の代表と制作スタッフ
特別企画 シンポジウム「いま、フクシマは」13:30~17:00(開場13:00)
2011年3月11日、東日本大震災によって、40年間誤魔化されていた「リスク」が発露した。集団避難、農漁業への深刻な影響、そして子どもたちに突きつけられた放射線「許容量」……。福島第一原子力発電所の事故は、これまでの生活だけでなく、フクシマに暮らす人々の将来をも脅かしている。村の再建を目指す人たち、子どもたちと向き合う親や教師、地元のジャーナリストなど、見えない放射能の恐怖と向き合いながら暮らす人々の声に耳を傾け、フクシマの「いま」を考えたい。
・基調講演:「お金の世界から いのちの世界へ」菅野典雄(飯舘村長)
・パネルディスカッション
パネリスト:菅野典雄、藍原寛子(フリー・ジャーナリスト)ほか
モデレーター:小林典子(福島中央テレビ報道部長)
※参加費:500円(入場先着順)
プログラム2 18:00~21:00
・「黒い雨」
劇映画/1989年/123分/モノクロ/監督:今村昌平
内容:今村プロなど製作、井伏鱒二の原作を石堂淑朗が脚色、今村昌平監督が映画化、川又昴のモノクロ撮影も冴え、カンヌ国際映画祭の高等技術委員会賞。広島で被爆した若い女性高村三須子(田中好子)に迫る原爆症の恐怖を静かに見つめる。北村和夫、小沢昭一、三木のり平、市原悦子らの共演。音楽は武満徹。
お話:増田善信(気象学者)
◆(2日目)11月6日(日)
プログラム3 10:00~12:00
・「24000年の方舟」
ドキュメンタリー/1986年/33分/カラー
製作:「24000年の方舟」映画製作委員会 製作:鵜久森典妙
構成・監督:高橋一郎 撮影:山添哲也
内容:青森県、六ケ所村の核燃料処理施設の問題点をいち早く追及した。先駆的な問題作。深夜、町を走るパトカーに先導された核燃料輸送車の列、「もんじゅ」のナトリウム漏れ事故、東海村燃料工場の火災、爆発事故など。核燃料サイクルの危うさを海外の豊富な映像を駆使して伝えている。
・「隠された被曝労働~日本の原発労働者~」
ドキュメンタリー/1995年/日本/24分/日本語(英語字幕)
イギリス・チャンネル4制作・イギリス放映、原題NUCLEAR GINZA
日本語版制作:岩佐基金
内容:日本のテレビ界では原発労働の暗部を巡る番組制作は事実上、タブーとされてきた。フリージャーナリストの樋口健二は、放射線に身を曝して働く原発労働の実態と、幾重にもピンハネされる下請け差別構造を取材してきた。イギリス・チャンネル4は、この樋口氏をレポーターとして起用し、闇に包まれていた被曝労働の過酷な実態を暴いた。原発労働で被曝した岩佐嘉寿幸さんの裁判を支える岩佐基金が、日本語版を制作した。
お話:樋口健二(フリー・ジャーナリスト)
プログラム4 13:00~16:00
「六ヶ所村ラプソディー」
ドキュメンタリー/2006年/119分/カラー
監督:鎌仲ひとみ 製作:グループ現代
内容:過疎化と高齢化が進む青森県六ケ所村は、高度経済成長期、巨大原子力産業「使用済み核燃料再処 理施設」の受け入れを選んだ。村人の中には、放射能汚染の無い暮らしを守ろうと反対す る者もいれば、新産業のもたらした恩恵の中に生きる者もいる。国家政策と巨大企業に翻 弄され続けてきた彼らの生活にとって「原子力発電」はいかなる貌をもつのか。六ヶ所村 で響く狂詩曲に、鎌仲ひとみ監督が迫る。
お話:鎌仲ひとみ(映像作家)
プログラム5 17:00~18:30
「棄てられたヒバク~証言・被災漁船の50年目の真実~」
ドキュメンタリー/2011年/57分/カラー
制作著作:南海放送 ディレクター:伊東英朗 チーフプロデューサー:大西康司
ナレーション:戒田節子 朗読:保持卓一郎
内容:1954年、アメリカのビキニ環礁での水爆実験によりマグロ漁船、第五福竜丸が被災してから半世紀以上が経った。当時、第五福竜丸以外にのべ1000隻の被災漁船が存在したことは広く知られていない。被災漁船の実態を25年以上にわたり調査している元高校教師に同行して、ビキニ被爆の実態を取材する。新たに発見された米原子力委員会のビキニ水爆実験の機密文書の内容も紹介。
お話:伊東英朗(ディレクター)
2011年11月3日木曜日
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