2010年11月25日木曜日

ブラボー


 クミコさんが紅白に初出場することが決まった。昨日のNHKのニュース(自己の番組宣伝だ)でとりあげられていたけれど、彼女にはスポットがあてられなかった。若い出場者が多い中で、彼女だけが我々とほぼ同数のシワを顔に有していた。

 例にもれず、実力はあるがプロとして泣かず飛ばずの歌手生活をおくってきたらしい。シャンソン歌手であるから、銀座のお店に出演したら聴き手はたった一人だったという夜も経験したらしい。離婚のことすら明るくトークのネタにしていた。別れた亭主の苗字を捨てたと、それがただの「クミコ」の所以であると。ついこの間、紅白のことはかなわぬ夢のように冗談めいてとりあげていたが伏線だったのだろうか。

 「INORI~祈り」の出遭いのためだろう。これが幅広く共感を呼んだ。

 だけれども、彼女にはほぼ同年代かそれ以上の厚い主婦層のファンがいる。このファンの心をつかんで離さない人柄がある。

 私は俄かファンだが、あなたの歌とメッセージがどれほど多くの普通の人を照らし出してくれたことか!「ありがとう♪」(いきものがかり)だ。同世代のクミコさん、目尻のカラスの足跡はうちのつれあいと同じくらい美しい年輪さ、へぇい!おめでとう!

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