昔、九州では3月ぐらいになると町内会で潮干狩りに行きました。まだ水は冷たく西からの季節風は強かったのですが水面はきらきらと輝き空には鳶が輪を画いておりました。近年日本の各地から干潟が著しく減ってきたのは残念なことです。
九州の食堂ではあさりをたっぷり使った味噌汁を少し大きな丼に盛った「貝汁定食」というメニューがあります。
熊本県の有明海は、多くの河川が流れ込み、あさりの餌となるプランクトンが豊富に流れこんでいます。また干満の差が大きいなどの条件がそろい日本でも有数のあさりの産地となっています。しかし乱獲が続き、20世紀の末には最低の漁獲量にまで落ち込みました。もう一度あさりの海を取り戻すために「あさりの管理漁業」が開始され、回復の努力を続けています。「あさりを採り尽くさないでおくと、あさり自身が水質を浄化して自分で棲む環境をつくり、それがカニやアナゴなどほかの生物にとってもいい環境になる。そして、来年もまたあさりが採れる。だから私たちは今、海と相談しながらあさりの収量を決めるんです」・・・という話を3年前にもらい当時商品チラシにしました。
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