2009年9月30日水曜日

その通り

息咳切って電車に駆け込む。余裕をもって家を出たつもりが、ゴミ出し、ポスト投函を計算に入れていなかった。

駅までは歩けば遠いので自転車を使う。帰途、普段の通勤路でない順路を行くことがある。気まぐれである。

そこを勝手に“ネコ通り”と呼んでいる。我が住まいの団地の中にある。どこぞの家ネコとおぼしき者どもが天下の公道に寝そべっている。しかも堂々としている。こちらは自転車で通りかかる。ベルを鳴らしてもどく気配はない。さらさら無い。どの子も屁とも思っていない。なまいきだ、とんでもないヤツラだと思いながら、通勤路でもないこの通りをつい通ってしまう。

そうだ、この団地に越してきた時は、ところどころに魚屋さん、八百屋さん、本屋さん、薬局があった。そして地元の小さなスーパーもあった。それが魚屋さん、八百屋さん、薬局、スーパーという順番に、そして本屋さんが消えていった。クリーニング屋さんと蒲団屋さんと化粧品&小間物屋さんが残っているのかな。団地の人々は高齢化した。若い人があまりいない。

そう言えば、我家からも若者が消えた。

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