2009年8月9日日曜日

えーとチャレンジ


 いつも道理は妻殿の側にある。指切りまでする。「よしわかった、武士に二言はない」と啖呵を切って、三言も四言もしたことがある。「気が変わった、情勢が変わった、今日は忙しい」それで、針千本飲んだことがない。

 ヤクソクの夕食を準備し、約束のあとかたづけをする。

 時間がないと思ったから、カマスと豆アジの開きを出して自然解凍を始める。背黒いわしのゴマ漬けはもう少し後にする。うちは不思議だ、生協から「来る」。私の“買いたい買いたい病”は「買った覚えがない」。

 久々に“庶民の米びつ”を覗く。もう“やくそくげん米”は月に一度で足りる。

 この前の集会で発言に立った派遣労働者の方が政府与党は経済政策と称してエコ減税などを実施しているが、あれは自動車業界への救済政策であってエコひいきであると断じた。実感だ。それはいいとして、エコチャレンジ・産地がんばり値引きで買ったキャベツの残りとエコチャレンジたまねぎ1個ともやしの残りで炒め物をつくりましょう。久しぶりに、男子、厨房に立つ。あれっ、フライパンはどこ?

 「お疲れ様、何時ごろになりますか」「7時半ごろになります」「りょうかい」。いそいそ。先週は冷房の無い体育館での練習で汗だくになったらしい。

 踊り方をユーチューブに配信してあるから予習復習をしてきなさいとメールがあったらしい。午前中はこれを見ながらやっていって、レッスンは4時間みっちり。それぞれの先生たちが待機していてほとんど休み無し。山田洋次さんが「ミュージカルという複雑で面倒な舞台を作り上げてゆく、その楽しい大混乱と大騒ぎのプロセスを想像すると、ぼくはなんだか胸が熱くなるのです」とメッセージを寄せている。それを地でいくようだ。

 ビールを冷やしておいたのでプハーをやろうと用意する。乾杯、実は自分が飲みたかった。途中から焼酎のオンザロックに。氷も生協で来た。たのんだ覚えがある。メーカーはN社。昔からこの分野は得意だ。

 酔えば普段なら、ここで、はい、おやすみなさい。それを見透かされ、食器は洗うのかと釘を刺される。ぐっとこらえ「あなたはどんと座っていなさい」と、お任せあれ♪とばかりにお片づけ。後ろからグリルの中も分解して洗って、と追い討ち。普段妻殿が使ってくれない台所用石けん洗剤を使って洗う。どうだ、文句あるか。では失礼しますで、ばたんキュー。

 家事労働、ほんとは土下座をして感謝しなければならないところを「お茶、新聞、羊羹(?)」でふんぞりかえっている。もちろん、日々反撃されているが。

 まっ、昨夜のところは面目を保った。来週は盆休み。再来週からいよいよ土日両日。よっしゃ、まかしとけ。冷凍食品という強えぇ、味方がある。とくに生協ではたくさん扱っている。王将のギョーザまである(中国製はPTSDになったけど)。どれにしようか、「人気ランキング」には逆らいたいが。

 宣伝チラシができた。チケットも預かってきた。さて、誰に買ってもらおう。出演しているからと義理人情でほとんど押し付ける相手と、そ知らぬ顔をして買ってもらう相手と区分するか。「妻殿が出ている」とつい言ってしまいそうだ、くふふふ。

 先日の新聞にあらためて載っていたので、むしょうに観たくなった『東京物語』を借りてくる。VHSしかなくて一週間レンタルで50円になっていた。

 さっ、今日もいいことをしよう。

0 件のコメント: