2010年5月3日月曜日

『憲法の力』


 「ブッシュの暗黒の8年」を抜けて、ニューヨークでは核兵器のない世界へ向けて歩み始めた。そして戦争のない世界へと。NPTに自費で行ったあのひとたちは積極的にいろいろな見聞きをしていることだろう。

 戦争をしない、軍隊を持たない。そのことを先駆けて日本国憲法は規定している。

 ゴールデンウイークだからといって人並みに全部休めるわけではないが、今日は休めた。田中優子さんや伊藤真さんが出るという日比谷の憲法集会、銀座パレードに出たいと思いながら、家にいた。家にいたから外に買い物にいって、野菜用のプランターを買ってきた。量販店の電気屋さんに行ったら思いのほかガラガラだった。テレビとパソコンをみて、各社のパンフレットをもらってきただけ。SDカードだけ買ってきた。ゴーヤを植えてみることにした。お向かいのだんなさんが出てきていろいろ指南してもらう。自転車の鍵がいかれたのでとりはずす。ロック錠にすることにした。今日も実に静かだ。

 ずっと気になっていた『ディープ・ブルー』(2003年)をBSで観る。これだったら電気屋さんでみた大画面で観たいと思った次第。

 難しいことをやさしく、やさしいことを真面目に、あらゆる疑問に応える伊藤真さんの著作はわかりやすい。『憲法の力』(07年7月刊、集英社新書)を読む。

 突然、戦争がやってくるわけではない。始まるわけではない。芽がある。それをひとつひとつ潰さなければと、多感な時期に戦争を経験した半藤一利さんはNHK「昭和20年の記憶」の中で言う。

  近藤典彦さんは石川啄木の『一握の砂』そして『時代閉塞の現状』を読むべしと言う。

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