2012年2月7日火曜日

ひとりひとりに


今どきの病院はさっさと退院させるものだ。
チカさんとマコとリコが退院して、実家に行った。手編みのおくるみに包まれた双子の画像が息子から送られてきた。つれあいが夜なべをして編んだ。息子には末永く大事にしろと言っておいた。ふたりとも2千数百グラムでほんとうに小さい。妊娠中お母さんは参っていたのに、お腹の赤ちゃんはいつも「元気です」と言っていた。活発な子のようだが、どうも「糸子」さんところの「ユウコ」と「ナオコ」を連想してしまっていけない。オオモノになればいいけれども。チカさんは10月以来のシャバダバダ。さあ、これからが大変だ。

ひとつ違いの双子の女の従兄弟、王子様のソータローは将来タジタジだなって、みんなでそう思っている。この歳で私は3人の孫、年の離れた兄や姉たちに一気に追いついた。

昨日、銀行のSさんから留守電が入っていた。支援の「玄米味噌づくりセット」を購入していただいた第1号のご婦人だ。すわ、なにか不都合でもと連絡をしたら、味噌はうまく仕込めましたとのことでほっとする。年末の契約書で電話番号に向こう側の間違いがあって、訂正印を押さねばならないとのことでわざわざ訪問を受ける。一緒に来た若いOさんも北海道のお母さんにと購入してくれた。

ご近所のSさんから電話が入る。これこれこういう具合に人が集まった、まだ勧めたい人がいるけれどもと。そろそろ集約しようということで明日お出でいただくことにした。人数にすれば20人は超した。それでも、まだ足りないかねぇと心配していただく。引き受けた以上なんとかして支援をひろげたいというこの粘り強さ。ありがたい。

出かけなければいけない日に限って天気がくずれる。
レインコートにリュック姿でママチャリ。雨はひどくなかったので途中から傘がじゃまになり、リュックにさす。なんだか、みる人が見たら「裸の大将」のような雰囲気。送金をしたというので郵便局に行くも入金はされていなかった、振替口座かもしれないがここ二日ほど通知は届いていない。まるで、資金繰りに綱渡りの零細企業の社長のような気持ちだ。神奈川の彼女に領収書と払い込み表、そしてもっと販売やカンパをしてほしいと資料を送る。

まるで500円やそこらのモバイルパソコンを買ったときの毎月の経費のように、プリンターは機械の価格よりその後のインク代つまり維持費の方がはるかに高い。なんだか、うまい商売のように感じる。インクを電器量販店で買う。不具合があるといけないと思い純正を買うが本体を買った値段よりインク代の方が高い。用紙はホームセンターで買う方が100円安いからそちらに向かう。人からもらっていた用紙もさすがに残り少なくなってきた。私もインクもこんなに消耗するなんて、なんてね。

帰りに生協のお店でクッキーを買う。頭を使うと甘いものが欲しくなる。

留守電が入っていた、味噌づくりセットを買いたいと。ただ、お名前も電話番号もはいっていなかった。夕食後メールを開ける。味噌づくりセットを買いたいと。留守電の人と同じひとだったらいいのだけれども。

主夫に努めて戻ろうとしている。心を入れ替えて掃除をまじめにやる。残りご飯に納豆。冷蔵庫の傍らに残りものの漬物や惣菜、忘れていたやつだ。匂いを嗅いで、うんいいやと食べる。これが主夫の昼食。夕食をつくる。今日はうどんを茹でた、いったい何年振りだろう。田舎だしと岩手の干し椎茸を使う。干し椎茸は風評被害で売れなくなったらしい。それならと、秋にしこたま買ってきた。お米を10kgいれる袋にどっさりある。私も仕事柄目利きはできる。いい出しがでる。夕食の後片付けをする。つれあいにはじっと座っておいてもらう。食後のクッキーとコーヒーを振る舞う。一時期、24時間365日営業のコンビニのような状態になった。迷惑をかけてしまった。

ひとりひとりにていねいに向かう。困っていればたすけあう。不当があればはねのける。

偉そうにはいえなくて、そう努めているところだ。もちろんニンゲンはできていない。

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