2010年6月7日月曜日

豊かになれば

  生協のカタログの表紙に紹介してあったので、『うちのご飯の60年――祖母・母・娘の食卓』(阿古真理さん、筑摩書房、09年10月)を読み始めている。詳細な記述でふんふん、なるほどと。

 10年ほど前から「雑穀ご飯の素」みたいなものが東京あたりから売れ始めた。健康によかろうとお土産に持って帰ったら、母からは「何でそんなものが」というしかめっ面をされた。考えてみたら、お米のご飯を三度三度食べられるようになるのが時代の価値観で、何を今更好き好んでヒエや粟をという気持ちだったのだろう。そんなことを思い出した。

 地デジ対応テレビが初めて我が家に来たのだが、これは大変だ。BSハイビジョンさえ観られたらいいと思っていたのだが、チャンネルの多いこと。ケーブルテレビで繋いだ。お試し期間とやらで、今のところあれもこれも映る。画面と時間はかぎられているのに、どうすればいいのよというぐらい。
 「豊かな選択肢の中の不自由」とかそのうち言い出すのかな。さてさて。

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