2009年12月27日日曜日

解決、未解決


 日曜日の休みの夕方にお風呂に入りながら考えた。人間いつかは必ず死ぬ。身上潰すほどのものもないが、無理することもない。全国の不安だ、心配だという声に向き合い、職場では上昇泳ぎをする平目を横目で見て「むふっ」としたりとか、より早くもっとたくさんと旗振る勘違いの参謀さんをやりすごすように心身管理をしたりしている。

 光ファイバーに変えたとき、無線LANもそれに対応するように切り替えなければならなかったようだ。コールセンターにかけまくり、ルーターのメーカーの有料の案内にたどりついて解決した。回線を変えたときに、そういうことを一言助言してもらえればよかったと思うが、なんの案内もなかった。コールセンターにかけてもその原因の可能性には言及はなく、何度か照会するうちにその助言になった。結局、つながりづらいインターネットを開いて検索してメーカーの相談室にたどりつき、あっさりと解決した。その間インターネットにつながらないということは、この世と人とのつながりがまるで切れてしまっていくような不安を覚えた。パソコンもインターネットもよくわからねぇと言いながら、実は錯覚に陥っていたような気がする。

 「よく懐きます、3ヶ月」という子猫の里親募集のビラを電柱にみつけ、考えあぐねた。一匹は黒でもう一匹はトラだ。団地のなかの元薬局のお宅が貸家になって、尋ね先は東京の電話番号の張り紙があった。 「怯えの時代」(内山節/09年2月/新潮選書)を読む。
 政権が変わったからといって格差不穏の社会が解決したわけではない。時代はいっそう厳しくなっている、沖縄の海兵隊の基地の問題は解決しない方向のようだ。そんなことで年を越そうとしている。

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